グッドデザイン賞発表!自動車の栄冠は?

──── グッドデザイン賞とは

「グッドデザイン賞」は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨制度です。その母体となったのは、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」であり、以来50年以上にわたって、私たちの暮らしと産業、そして社会全体を豊かにする「よいデザイン」を顕彰し続けてきました。
その対象はデザインのあらゆる領域にわたり、受賞数は毎年約1,000件、55年間で約38,000件に及んでいます。
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賞はこの「グッドデザイン賞」と、さらに複数の「特別賞」で構成され、受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められます。最新のアンケート調査では、このGマークの認知率は88%にも及んでいます。「Gマーク」は創設以来半世紀以上にわたり、「よいデザイン」の指標として、その役割を果たし続けています。


このブログはクルマが主役です。
なので(都合いい)、クルマ関連の受賞車?をご紹介しましょう。

超小型2人乗り電気自動車 [TOYOTA i-ROAD]トヨタ自動車株式会社
概要
世界の人々に、近未来への期待と驚き、そしてかつて無い楽しさを提供する新ジャンルパーソナルモビリティ。トヨタが一貫して開発を続けているパーソナルモビリティとして「安全、軽快、コンパクト、繋がる、楽しい」をコンセプトに具現化を目指し、渋滞や駐車スペースなど都市における交通問題の緩和と低炭素社会の実現に貢献する超小型2人乗り電気自動車。取り回しの良いコンパクトな車体と、緻密に電子制御されるアクティブリーン機構により、誰もが安全に爽快な走りを堪能できる。
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審査委員の評価
トヨタ自動車が10年以上前から開発研究を続けた「パーソナル・ビークル」のひとつの回答である。コンパクトカーの未来が「高度な車椅子」ではないことを示してくれたこのプロトタイプに、多いに救われた。後輪は1輪、これがステア(舵取)する。駆動輪となる前輪は2輪だがステアしない代わりに、左右が互い違いに上下スライドする。これによってオートバイのようにリーン(傾斜走行)できる。この機構は前例がない。オートジャイロ機構を備え、ドライバーの体重や走行速度、ハンドルの切り角を瞬時に計算する。ここに、高度電子制御技術なくしてはなし得なかった、ドライビングを楽しむ「能動的モビリティ」が誕生した。まるでモーターボートを操るかのような新感覚だ。前輪が2輪でありながらステアしないためフロント形状はコンパクトでユニークだ。絞られた後輪に重心を置くスタイルも新鮮である。日本で生まれた、モビリティ・デザインの新種に拍手を送りたい。


軽自動車 [ダイハツ タント]ダイハツ工業株式会社
概要
「驚きの広々空間」で家族みんなの楽しさを追求し、「ママワゴン」として新しいジャンルを切り開いたダイハツタント。子育てファミリーをはじめとする多くの人がより快活に三代目タントを使っていただけるように思いを込めてデザインコンセプトは「家族・みんなの元気空間」とし、安全・燃費・走りといった基本性能の進化はもちろん、より大きなキャビン、助手席側ミラクルオープンドア+ 運転席側スライドドア、みんなが楽しく使える沢山のユーティリティといったアイテムを加えることによりタントDNA である「広さ」と「使いやすさ」を更に進化させました。
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審査委員の評価
三代目タントは、室内への開口を確保するセンタピラーレスとスライドドアによる抜群の乗降性と室内空間の拡大による使い勝手のよさを追求し、より高い次元で生活の中心にある「軽」のスタンダードモデルを提案している。樹脂パーツの採用による軽量化と空力への配慮による高い燃費性能の達成やスマートアシストの実装による安全性の確保、従前、欧州車のデザインで重視されてきた「走り」、「快適性」、「美しさ」といった価値尺度に対して、日本で生まれた軽というカテゴリーに三代目タントは「横のデザイン」という価値を堂々と体現している。


乗用車 [新型乗用車 フィット]本田技研工業株式会社
概要
The World Best世界中のお客様に愛される四輪界のスパーカブとなることを志し、世界で最も機能的で環境負荷の小さい次世代コンパクトカーのベンチマークを目指して開発した。・10年先でも通用するプラットフォームやパワートレーンを目指して、すべての部品を刷新。新しいハイブリッドシステムは高い燃費性能とFUNな走りを両立するため新開発。・パッケージングは、MM思想のもとセンタータンクレイアウトを中心に数ミリ単位でメカ部分を小さくし、人のための空間を拡大するために考え抜いた。
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審査委員の評価
四輪のスーパーカブというコンセプトで作り込まれたフィットは、センタータンクレイアウトによる広い室内空間や使い勝手の良さを踏襲しながらも、同時に世界最高水準の燃費を3つの走行モードを組み合わせた独自のハイブリッド技術で実現するデザイン。日本のハイブリッド技術の中心の一つとなる提案を含んでいる。


自動車 [フォルクスワーゲン ゴルフ]フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社
概要
今回7世代目となる新型「ゴルフ」は、フォルクスワーゲンの新しいモジュール戦略「MQB」※のもと開発された初めてのフォルクスワーゲンとなります。先代で高い評価を得たTSIエンジンや高剛性ボディ、サスペンションだけでなく、エアコンやインフォテイメントシステムにいたるまで新世代モジュールとしてゼロから開発され、機能と性能を格段に向上しながら、プレミアムカーに匹敵する内外装品質、クラス最高の安全装備、大幅な軽量化と燃費の向上に成功しています。
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審査委員の評価
水平基調のフロント/リア回り、引き絞った弓を思わせるCピラー形状など、7代目となる新型も一目でゴルフと分かる。ブランドとしてのアイデンティティにブレがない。そのうえで新型ならではの進化も実感できる。プレスラインやパーツの分割線など、個々の線や面を極限まで追い込んであり、一切の妥協がない。同社で初採用となる、「MQB」と名付けたモジュラー設計の車台(プラットフォーム)も特筆に値する。自動車の価値の60%が集まる前輪からアクセルペダルまでの構造を共通化し、それ以外の部分を柔軟に変更可能とすることで、コンパクトカーからミニバンまで、横置きエンジン全車種の車台の共通化を可能とした。その結果、開発コストの大幅な低減に成功しており、その分を前述したデザインなど、商品性の向上に振り向けている。ものづくりの原点にまで立ち戻って改革を目指した設計思想は、各方面に影響を与える可能性が大きい。


トラック [キャリイ]スズキ株式会社
概要
軽トラックは、日本の生活、社会、産業にとって無くてはならない存在となっている。今回のモデルチェンジは、1961年の初代「スズライトキャリイ」から12代目であり、前回の1999年以来14年ぶりとなる。更なる居住性・乗降性の改善を行うと同時に、クラストップの荷台寸法も確保。また働くクルマに相応しい豊富な室内収納スペースを設定。燃費の向上やエンジン性能改善も実施、クラス唯一オフセット衝突法規にも対応した。多様な使用場面にも対応し、長く使っていただけるデザインを目指した。
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審査委員の評価
日本の「軽トラック」は小回りや取り回しの良さで、大変優れた運搬車両である。畳やビールケース、リンゴ箱など、運搬する対象物を想定した荷室のモデュールも精緻に出来上がっており「軽トラ」そのものが、合理性を追求しつつ進化の度を深めていく世界のモビリティ・シーンの中で今後注目されうる潜在力を持っていると判断されるため、改めて評価の対照となった。スズキキャリイは、ホイールベースを短くすると同時に、フロントグラスを広げ、運転席からの視界を拡張することで、操作性の良さに一層の磨きをかけている。また、空力特性も改善するなど、このカテゴリーの継続的な改善への意欲が評価の対象となった。


ちょっとオマケ的ですが、あまりに美しいデザインなので載せます。製品となれば、ほどんど見ることができませんが、まったく手を抜いていないデザインをご覧ください。

鉄道車両用台車 [efWING]川崎重工業株式会社
概要
鉄道車両の台車フレームの一部をCFRPで製作。更に、コイルバネのサスペンションの役割をCFRP製フレームに持たせ、2つの機能を1つに集約した。航空機で使われる未来の材料カーボンファイバーを、世界に先駆け鉄道車両用台車のCFRP化に成功。その材料特性から大幅な軽量化を達成。それによりエネルギーコストの削減を可能にし、地球が微笑むものづくりを追い求めます。この新型台車efWINGが、日本だけでなく世界の鉄道車両の進化を大きく加速させます。
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審査委員の評価
鉄道車両の次世代型台車である。近年、航空機や自動車に採用されている新素材CFRP(炭素繊維強化プラスティック)を、世界に先駆け鉄道車両台車枠に採用した。フレームの一部と、さらに弓状バネとして構造化することによってサスペンション機能を確保、従来のコイルバネを省略している。これによって安定性能の向上はもとより大幅な軽量化を実現した。一両あたり900kgの軽減は画期的である。CFRPの性能を生かした弓状バネは、視覚的にも新しい台車スタイリングを導いた。一般に鉄道車両は「車体と台車」からなる。これまで、デザインの視点はほとんどが車体にあった。ひとの目に触れにくいとはいえ、足下が鉄道車両の重要部分であることに変わりはない。日本が誇る新素材技術と構造開発によって、高性能で機能的な美しさをもった台車が生まれたことを高く評価したい。この台車が、世界の鉄道車両の足になるならば、鉄道の風景も一気に加速するであろう。
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